健聴時の懐かしい感覚がよみがえり、すごく嬉しくて感動して涙がでました

最終更新: 4月13日

今回ご紹介するのは、山本 美裕紀さん。進行性感音難聴を患い、人工内耳を装着されている看護師さんです。シェアメディカルには同じように聴覚障害を抱えている医師や看護師さん、そして聴覚障害を抱えながらも医業を志す医学生、看護学生、そして彼、彼女らをサポートする大学などから多数のお問い合わせをいただきます。 今回頂いたお手紙には「健聴時の聴診の感覚とネクステートで聴いた感じが同じだった」と結ばれており、ネクステートが医療の耳となれたことをスタッフ共々非常に嬉しく思いました。

私の聴力についてですが、 裸耳で 右 104dB、左105dBです。人工内耳つけると左右ともに30~40dB。人工内耳には音を伝える電極が24本あります。 私は、高音で頭痛がでるので右耳は高音の電極を数本 OFF にしています。左右の 音の 聞こえ方は違いますが両耳で聴くとバランスがとれるようにマッピング(調整)していただいています。 人工内耳歴は8年。9年前までは健聴者で臨床でも看護師として聴診をしておりました。人工内耳の機種 は、コクレア社のNucleus5を使用しています。

2世代前の機種なのてせコクレア社のストリーマーは使用できない機種です。補聴システムとしてフォナック社のロジャーペンというものを使用しています。


①ネクステートと人工内耳を直接オーディオケーブルでつなぐ

この接続方法 は、一番聴こえがよかったです。直接人工内耳に音が 届きます。この状態でⅠとⅡのボタンを両方 ON にすれば周囲の 雑音 が消えて、心音、呼吸音、腸蠕動音が聴き取りやすくなりました。オーディオケーブルの両耳用がないため、イヤホンジャックが2つあることでそれぞれに繋げて両耳で聴くことが可能 。私は、左右音の聞こえ方がちがうので、両耳で聴けることは 重要でとてもよかったです。







②ネクステートにロジャーペンをつなぎ、人工内耳に受信機をつけて音を飛ばす

この方法でも聞こえ方はよかったですが、ロジャーペンをからの雑音が少し入るように感じました。

人工内耳に受信機をつけ、ネクステートにロジャーペンをつなげておけば聴診したいと思った時に 電源を入れるだけで すぐに聴診が可能で 便利でした。

音は周波数というより、周囲の状況、雑音等でⅠ・Ⅱのボタン調整し、聴こえやすいよう調整しました。どうしても雑音が入ると雑音と異常音の区別難しいので、雑音が軽減し聴こえるよう調整できるのでありがたいです。





③ヘッドフォンをネクステートとBluetoothでつなぎ人工内耳の上からヘッドフォンをする

この方法は色々と繋げる必要がなく一番手間はいらないですが、①、②とは違う音で低音が強調されました。 心音を聞くときはいいかと思 ったのと同時に①、②では低音が 十分に聞こえていない?のかもしれないです。

仕事上、心音を先生方のように詳しく確認することはほぼないので、看護師レベルでは十分かと思います。









ネクステートがいいと感じたところ

  1. 市販の 聴診器を使用できますので、患者さんが聴診器とわかり安心してくださいます 。

  2. 服の上からでも雑音が少ないので人工内耳でも 聴こえがいいです。

  3. イヤホンジャックが2つあるので他者と一緒に聴診できダブルチェックが可能。

  4. 聴こえに不安があるので他者と確認できるのは安心です。

  5. マイクをオフにすることで聴診していない時は人工内耳から外部の音が聞こえるので、接続を外すことなく会話もできます。

できなかったこと

  • ロジャーペンにはBluetooth がついていますが、ロジャーペンとネクステートのペアリングはできませんでした。

ネクステートで今後試したいこと

  1. 耳鼻科のSTさんより、イヤホンジャックにイヤホンを差しイヤホンで聴診とBluetoothでの聴診同時に可能か?と聞かれましたが、それは今回試してないですがやってみたいと思いました。

  2. Bluetooth スピーカーを持っていないのでチャレンジしませんでした が、スピーカーの音を人工内耳で聴くとどのように聞こえるかは気になりました。

  3. 人工内耳で どのぐらいの範囲の音が聴き取れるか 、聴き取れない音があるのか?使いながら確認できたらと思います。

  4. 人工内耳のマッピング次第で聴こえ方や聴こえる音の範囲が変わるのか?知りたいです。個人的には人工内耳のマップでも音の聴こえ方が違うのではないかと思っております。今回は、病院受診時間の都合上、人工内耳のマップの違いと聴こえ方についてまで試すことができませんでした。

ネクステート購入したら、6月に人工内耳のリハビリで聴診用のマップを作っていただくように先生と話しています。

また、私の人工内耳の機種が古いため、ストリーマーが使えませんでした。ストリーマーを使うともっとより便利かもしれないねと先生が話していました。


大学病院で同じように人工内耳の医学生の方が聴診器を検討しているとのことで、STさんを通してネクステートをご紹介させていただきました。


ネクステートを試して一番に凄いと感じたこと

健聴時の聴診の感覚とネクステートで聴いた感じが同じだったことです。他の電子聴診器では違うものに感じました。健聴時の懐かしい感覚がよみがえり、すごく嬉しくて感動して、涙がでました。

しばらくの間、聴診はあきらめていました。自分に合った聴診器がなく、また購入も個人輸入でしたり、価格も10万円以上することから、周りからは「高価だし、リスクを負ってまで聴診する必要はない」と言われていたのもあり…

ただ、今の職場では周りはほとんど介護士さんです。聴診が必要な時に近くに看護師がいないと介護士さんにお願いして、聴こえた音を教えてもらっていました。

とても不自由ですし、介護士さんの負担にもなるように感じていました。

今回、ネクステートと出会って、自分で聴診できることは本当に幸せなことだと実感しております。

あきらめずにチャレンジしてよかったです!素敵なデジタル聴診器を作って頂きありがとうございます。